インプラントってなに???
みなさんこんにちは!
歯科医師の舟山です。
「インプラント」
最近よく耳にすることも多いし、テレビや雑誌でも取り上げられていることが多いと思います。
良くも悪くも色々な情報が出ており、「インプラント」に対して不安に思う方も多いのではないかと思います。
結論から言いますと、
歯科医師がしっかりと診査・診断し、適切な処置を行い、
患者さんが定期検診の受診を怠らなければ長持ちします!
では、今回はインプラントってどう言うものかお話しします。
上図のように、顎の骨にインプラント体と言われるチタン製のネジを入れ込み、アバットメントと言われる土台をつなぎ、歯をかぶせていきます。
これが一般的なインプラント治療です。
インプラントの歴史はなかなか古く、1965年から臨床応用されています。
材料の性質や技術がどんどん進歩し、現在では「補綴主導型」と言われ、
歯の噛み合わせや唇、舌との位置関係を元の健康な状態に再現することを前提に全ての処置が行われています。
家を建てるのと同じです。まず完成予想をシミュレーションして、そこから土地から土台作りをしていきますよね。
メリットとしては、
・天然の歯と同じようにしっかりと噛める
・隣の歯を削ったりする必要がない
しかし
・手術が必要で期間、費用がかかる
・メンテナンスを怠ると悪くなりやすい
と言うようなこともあります。
歯がない部分の骨は年々少なくなっていきます。しかも歯周病で歯を支えている顎の骨が溶けて少なくなっていたりする場合も非常に多いです。
そんな時はインプラントは諦めるしかないのか。。。
と思われるかもしれませんが、実は骨って再生できるのです。
現在の技術で歯は残念ながら再生はできないのですが、骨は再生させることができます。
この骨を再生させる技術を生かすと、通常だとインプラントができないところにできるようになったり、
骨が溶けてグラグラな歯を残すことも可能です!!
そんな技術があるの?と思う方もいるかもしれません。
あるんです。笑
しっかりとした知識・技術のある歯科医師であれば可能な治療法です。
次回 「顎の骨を作る?!」
お楽しみに!